鷹峯 ゼブラロ−ド2007/12/27

全景
Google Earthより引用 加工した
上の航空写真は昭和49年に撮影された航空写真である。
青色の線は紙屋川(天神川)、緑色の線は鷹峯街道、そして、赤色の線が今回レポ−トする急坂になる。
その前に先ずこの写真をご覧頂こう。
マ、マぢでスカ!!!?
これは嘘でもなく、坂の手前50mほどの民家の前に立ってます。
この標識。
見たときはホント、目が点になりましたよ。
25%って・・・とんでもない坂。
こんな所にあったんだ。
坂の構造は至ってシンプル。
坂の入り口には警戒標識と頭上注意の珍しい天面に付いたミラ−で車高を確認しなければなりません。
そしてそれを過ぎると、左手に先ず標識とミラ−があり、これからこのゼブラロードに入っていこうとするドライバーに優しく警告してくれます。
もし入り口でスリップして道に侵入した場合、正面の杉の植栽地で車をカミソリ状にざくざくに傷つけられるか、側面のコンクリートの擁壁で車を大根おろ し状に傷つけられるかをお選びいただけます(^o^;)。
側溝もあり排水にも気を使っています、ただし排水溝に蓋が有りません(-_-;)。
路面はコンクリ−トとアスファルトが交互に打設してある、ゼブラ構造で、スリップ対策もしてありますが保証はできません。
しかも恐ろしいことに、交通量は双方向で多めである事、この 坂を二往復中にも車が10台近く通っていること。
中には自転車を押して上がっていった方もいる。
というか押し上げるのに一苦労だった。
しかも晩秋から初冬の時期、こんな夕方にここに来ると・・・寒い((>д< ;)))
さっきの宝ヶ池とは大違いで、非常に寒くて仕方がない。
じっとしていると、すぐに冷えてくる。
これはたまらないと言うことで早速調べ始めた。
(*このレポ−トは下から上に上る形で行いました・・・えっあなたも押して上がったんでしょうね?)

ここが坂との分岐点になる。
左に行くと鷹峯に抜けるためのこの強烈な坂を上る。
右に行くと鷹峯の西側、天神川(紙屋川)を挟んで右側の地域に出る。
左大文字のある山沿いに下っていくと言えばわかりやすいかな。

坂の入り口。
コンクリ−トとアスファルトの交互が織りなすゼブラ模様に、運転者はただならぬ坂の襲来を感じ取る。
っていうのか、この時で、既に自動車であれば、大きく車体が傾く。
そして姿を現す坂。
行政側も、それに呼応するかのように・・・

21%と言う斜度を表記するのを忘れない。
またここ、通学路に指定されている。
調査中にも、2名の学生に出会ったが、ひとえに苦労して押し上げている様子だった。
と言うか、毎日ここ押してあげてたら足の筋力付きまくるよ、ホント。

警戒看板
個人的に思うのだが、差し替える方式より”急坂”により通行注意、と書 いておいた方が良いと思う。
と言うか、どんな人でもこの坂に入った瞬間注意するとは思うけど。

降りてくる車も相当に注意しなければならない。
万が一途中で離合しなければならないときはお互いの車間距離と降りるスピ−ド、上ってくるスピ−ドを考え、どちらかが道を譲らないとアウト。

坂の中程に来る。
綺麗にほとんど同じ巾ごとにコンクリとアスファルトが打ち分けられている。
決めた、ここをゼブラロ−ドと呼ぼう。
と言うか、たぶんコンクリ−トで表面をざらつかせた程度では路面凍結時やスリップした時に太刀打ちできないものと思われる。

ちなみに左側の側溝に、蓋はナイッ!
こっちにより過ぎて”がったん”と言った日には、どうやって体勢を立て直せばいいのだろうか?。
つまり、こちら側にはあまり寄るなと言うことですね、本当にありがとうご ざいます orz。
寄ってスタックでもしようことなら大事である。
下手をすればこの道が通行止めになる。

右側のガ−ドレ−ルであるが、こんな物スリップして突っ込んだら先ず、間違いなく折れる
そして、運転手もろとも杉の植裁地にサヨウナラ〜。
つまり、安全運転の講習にもあるように”スピ−ドは控えめに”でお願いい たします。
落ちた場合は・・・あんまり無事でいられる気はしない・・・。

だいぶ上ってきた。
漸く2/3辺りであるがいっこうに傾斜は緩くはならない。
非常にきつい。
そしてこの道路の鷹峯側だが、何とカ−ブで道に取り付けてある。
それもあの坂に似た三次元立体カ−ブ・・・の傾斜が緩いバ−ジョンだ。

そしてカ−ブにさしかかる。
左側のコンクリ−ト擁壁、中程の出っ張りで水平を出してみた。
この辺りが一番の急坂か。
このカ−ブでの一時停止や安全確認は絶対だ。
怠るとそれこそやばいことになる。

振り返って下を撮影。
相当登ってきている。
万が一このカ−ブの先からトラックが降りてきて、そこまでこちらが上っていったときだったら・・・・泣く(ToT)。
こんな急坂でバックするのは自殺行為だと思うし、とりあえず気を付ける以上に気を付けるに越したことはない。
事故っちゃってからでは遅い。

そして、カ−ブを曲がりきると鷹峯方面に抜ける。
登ってきた車がホッとする瞬間だろう。

ここまで来れば、もう安心。
離合できる巾が道路にはあるし道幅も広いし、見通しも良い。
そして後ろを振り返ると・・・。

とんでもね−坂。
うん。
しかしここ、過去に色々と事故があったのだろうか。

このように厳重な標識・・・って、嘘付けぇ〜!!
こんなカ−ブに40kmで突っ込んだら、そのままガ−ドレ−ルを突き破って植裁地にダイヴだっ!!
まあ、地元の人達はその辺りはちゃんと分かっていらっしゃるらしく、坂の途中でも平然と離合(2tとバン)をやってのけていっらしゃったし、原付、バイク でもそのまま上っていらっしゃいました。
結論 経験に勝るものは無し。
残念ながらこの道の生い立ちや詳しい経歴を知ることは出来なかったが何らかの形で追記したいと思っています。

鷹峯の山中にかなり急な坂がある。
ゼブラロ−ドと呼んだが、ただ単に見栄えだけでその姿になったのではない。
なるべくして、その姿になってしまったのだ。
そうでもしないと滑った時に止まりようがない(だからといって、止まれる保証もない (´・ω・`) )
初めて行かれる方はくれぐれも・・・安全運転、前方確認、一時停止、ゆとりの心を持ち、更に譲り合う親切心も忘れず、スピ−ドは控えめに・・・。

鷹峯 ゼブラロ−ド 了

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